マンガで読む ビットコインの歴史
地平線まで続くブロックの道と、昇る朝日。

第6章

これからと注意点

歴史から学ぶこと

2025年 〜

上がったり下がったりするジェットコースターの上を走るコイン。

その1 最高値と、大暴落2025

2025.03

アメリカ政府が、押収したビットコインを売らずに持ち続ける「戦略的ビットコイン準備」をつくる大統領令に署名した。

$126,0002025年10月 最高値を更新

2025.10.10

その数日後、借金で大きく賭けた取引が、1日で約190億ドル分強制決済された。史上最大の規模だった。

$60,0002026年2月 高値の半分以下に

ビッツ

半減期の翌年に高値、その翌年に大きく下落。あのリズムが、また現れたんだ。

地平線から昇る太陽と、大きな地球。

その2 制度の中へ2026

会社もビットコインを持つ時代に。米国の Strategy は約85万BTC、日本のメタプラネットも4万BTC超え(2026年)。

2026.07.15

金融商品に日本で、改正金融商品取引法が成立

暗号資産が、株と同じ法律で扱われることに。インサイダー取引も禁止。税金も一律約20%へ(早くて2028年)。

2025.10

開発でも大論争。Bitcoin Core v30 の変更に反対する人の一部が、別のソフトKnotsに移った。

ビッツ

管理者がいないから、どのソフトを動かすかは一人ひとりが選ぶ。国の制度に入っても、そこは変わらないんだ。

その3 歴史がくり返した3つのパターン3

17年の歴史をふり返ると、くり返し見えてくるものがある。

「R.I.P.」と書かれたお墓。

①「死んだ」と言われても、そのたびに復活。「死亡記事」は数百回。ただし、この先も復活する保証はない。

ひびの入った、こわれた金庫。

② 大事件で壊れたのは、いつも預かる会社だった。マウントゴックス、コインチェック、FTX……。

4年③ 半減期のリズム?

半減期のあとに上がり、翌年に高値、その翌年に大きく下がる。このパターンが4回続いた。

その4 これからの論点?

ビットコインのこれからを考えるときの、5つの論点。

国家アメリカは2025年、押収したビットコインを国の準備として持ちはじめた。ほかの国は続くのか

金か、お金か投資先としては存在感が増した。でも毎日の支払いに使う人はまだ少ない

エネルギーマイニングは大量の電気を使う。再生可能エネルギーの活用と、批判と

ずらりと並ぶマイニング機械

マイニング機械がならぶ施設。大量の電気を使い、熱を出す。

写真:Marko Ahtisaari / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

量子今の暗号を破れる計算機が出てくるかもしれない。新しい暗号方式への移行が議論されている

規制と税金各国でルール作りが進む。日本では2026年に法律が変わり、細かいルールづくりはこれから

スマホの画面から、金貨をえさにした釣り針がぶら下がっている(イラスト)。

その5 はじめる前の4つの約束4

ビッツ

ビットコインのまわりには詐欺がとても多いんだ。はじめる前に、これだけは約束してね。

失っても困らない額だけ約束①

「必ず儲かる」は詐欺約束②

シードフレーズはだれにも見せない約束③ 紙に書いて、しまっておく

預けっぱなしに注意約束④

その6 おわりに∞

9ページの論文から、世界へ

9ページの論文から、国や世界最大の金融機関が無視できない存在へ。

ビッツ

この先は、だれにも分からない。でもニュースを見たとき「歴史のどの続きか」を考えられるはずだよ。

この章のポイント

  1. 「死んだ」と言われるたびに復活してきたが、これからの保証はない。
  2. 大事件で壊れたのは、いつもビットコインを預かる会社だった。
  3. 2025年10月に最高値、2026年2月には半分以下に。約4年のリズムは4回続いた。
  4. 日本では2026年、暗号資産が株と同じ金融商品取引法で扱われることになった。
  5. 詐欺に注意。「必ず儲かる」「シードフレーズを教えて」はすべて詐欺。
  6. 失っても困らない額だけ。利益には税金がかかる。
体験

たしかめて、身につけよう

ここから先は、さわって試したい人向け。とばして次の章へ進んでもだいじょうぶ。

半減期のあとの値動き(おおよそ)。4回目(2024年)のあとも、同じ形になった。5回目(2028年ごろ)のあとはどうなるか、ニュースで確かめてみよう。
半減期翌年:高値翌々年
2012年2013年 約$1,1502014年 大きく下落
2016年2017年 約$19,5002018年 大きく下落
2020年2021年 約$69,0002022年 大きく下落
2024年2025年 約$126,0002026年 大きく下落
2028年ごろ??
ビッツ

ここからは大事な話。次のメッセージ、見抜けるかな?

詐欺メッセージを見抜け!

それぞれのメッセージは「詐欺」? それとも「だいじょうぶ」?

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「必ず」「今だけ」は詐欺の典型です。本物の投資に、もうけの保証はありません。

ウォレットのサポート(を名乗る人)

アカウントに問題が発生しました。復元のため、12個の英単語(シードフレーズ)を入力してください。

シードフレーズを聞いてくる相手は100%詐欺です。だれにも、どんなサイトにも入力しないでください。

有名人(と同じ名前のアカウント)

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有名人のなりすましです。送ったビットコインは、二度と戻ってきません。

自分で調べたメモ

金融庁に登録されている取引所を、公式サイトから自分で探して、口座を開く。

これはOK。登録業者かどうかは金融庁のサイトで確認できます。ただし、それでも会社が壊れるリスクはゼロではありません。

0 / 4 問に答えました

ミケ

税金はかかるの?

ビッツ

利益が出たら、原則税金がかかるよ(雑所得)。少額でも申告が要ることがあるから、国税庁の案内を見てね。早ければ2028年から一律約20%になる予定。

もっとくわしく:登場する人物・プロジェクト

ビッツのクイズ!

3問チャレンジ。答えを選んで「答え合わせ」を押してね。

Q1. 「サポートです。シードフレーズを教えてください」と連絡が来たら?

シードフレーズを聞いてくる相手は100%詐欺です。誰にも、どんなサイトにも入力しないでください。

Q2. 日本では、ビットコインの売却益は原則どの区分で課税される?

いまは原則として雑所得です。少額でも確定申告が必要になる場合があるので、国税庁の案内を確認しましょう。2026年の法改正で、早くて2028年から一律約20%の分離課税に変わる予定です。

Q3. 歴史の中で「4年サイクル」の起点とされてきた出来事は?

2012・2016・2020・2024年の半減期の後に上昇、翌年に高値、その翌年に下落、というパターンが4回続きました(2024年のあとは、2025年に約12万6,000ドルの高値、2026年に半分以下へ)。

おしまい

読んでくれて、ありがとう!

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